- 立ち上がって水を一杯飲む
- 求められているゴールを明確にする
- ゴールに至るまでのプロセスをできるだけ分割する(最低4分割)
- 最初のプロセスをさらに2つ以上に分解する
- 最初のプロセスを終わらせるまでの時間を見積もる
- タイマーをセットする
- スタートする
やるべきことになかなか取りかかれず、無為に時間を過ごしてしまったり、不本意ながらほかのことに手を出してしまったりと、先送り問題はなかなか撲滅しがたいものですが、上記の7つのステップを踏めば、少なくともこの悩みは半減させることができるでしょう。
1.立ち上がって水を一杯飲む第1のステップは、頭をスッキリさせること。そのためには歩いて水を飲むのが最善です。コーヒーですと、いれるのに時間がかかります。グズグズ悩んでいるときというのは、混乱していることが多いので、まず頭をスッキリさせる必要があるのです。
2.求められているゴールを明確にする頭がスッキリしたところで第2ステップ。目標をはっきりさせましょう。これから取りかかる仕事では、結局何が求められているのか? 具体的にどんな成果を実現すれば、達成したと言えるのか? 悩んでいるときというのは不思議と、そんな基本的なことをあいまいにしているのです。
3.ゴールに至るまでのプロセスをできるだけ分割する(最低4分割)しかし、目標設定しただけで、やる気になれるものではありません。第3のステップは、仕事を細切れにすること。カタマリとしてとらえると巨大すぎて手のつけられないタスクでも、細かく分けることで対処可能になります。小分けにすれば1つ1つのプロセスは、さほど巨大でないことが分かります。
4.最初のプロセスをさらに2つ以上に分解する第4のステップは、最初のプロセスをさらに半分に分けることです。そうできる余地がなければこのステップは飛ばしてもいいのですが、とにかく取りかかるハードルをとことんまで下げることが、先送りを防止し、面倒な仕事に取りかかるコツなのです。
5.最初のプロセスを終わらせるまでの時間を見積もるそして第5ステップで、かかる時間を見積もります。恐らくこの段階まで来れば、最初にとりかかるタスクはとても小さなタスクになっているでしょうから、時間の見積もりも容易でしょう。10~15分といったところがせいぜいのはずです。最初に取り組むタスクが30分以上かかりそうなら、まだ分解の余地があります。
6.タイマーをセットする第6のステップは、タイマーをセットすることです。せっかく時間を見積もったのですから、その時間内に終わらせることができるかどうかを、計測しない手はありません。これをすれば時間を無駄に使わなくなりますから、仕事にゲーム性をもたせられます。
7.スタートする以上がすんだら最終の第7ステップ。さっそく始めましょう。