2008-03-07

Web標準への準拠やJIS対応はSEOの効果に関係あるのか

ウェブの標準化団体であるW3Cが定めている文法仕様に基づいたサイト構築は、SEOを行う上で重要な要素です。

Web標準に準拠したサイトは文書構造と視覚構造が分離されます。文書構造(HTMLファイル)ではページの見出し付けなどによる論理構造化を行い、視覚構造(CSS)ではデザインなどの装飾を表現するため、HTMLの文書構造が、論文のように情報が整理された状態となります。検索エンジンはこのように情報が整理された文書を評価するため、Web標準に準拠したサイト構築はSEOにおいて重要な要素だと言えるでしょう。

一方、ウェブコンテンツJIS(JIS X 8341-3)とは、障害者や高齢者を含めた誰もが利用しやすい項目をまとめた規格のことを指します。これはウェブコンテンツのアクセシビリティを高めることを目的とした規格ですが、「ページのタイトルには利用者がページの内容を識別できる名称を付ける」などSEOにおける重要な要素と重なる項目もあります。

Web標準やウェブコンテンツJISに対応するということは、ユーザーにも検索エンジンにも情報を適切に伝達することにつながるので、SEOにおいても好影響を与えると言ってよいでしょう。

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